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LOTUS POSITION
~ピアノの山下洋輔とのコラボレーションでも注目!~
尺八の小濱明人とドラムの堀越彰による音楽プロジェクト「LOTUS POSITION」。日本の伝統的な音楽と様式美を現代的なアプローチで独創的な世界を創り上げている。2015年2月、国際交流基金主催「チェコ&スロバキア4都市ツアー」では各地で絶賛された。2016年5月、CD「LOTUS POSITION with山下洋輔」をリリース、世界的に高い評価を得ている。

小濱明人(Akihito Obama)●尺八
古典を石川利光、民謡を米谷智に師事。NHK邦楽技能者育成会第46期修了。 第2回尺八新人王決定戦優勝。2004年、全編即興によるソロアルバム『風刻』を発表。2005年、『歩き遍路四国八十八カ所奉納演奏Tour』を敢行。自作曲を集めた2ndアルバム『波と椿と』を発表する。2006年、スウェーデン国際吹奏楽フェスティバルに招かれ参加。1カ月に及ぶ欧州ツアーを成功させる。2007年、hajimeinoue(electro)との共作、CD『visions.』を発表する。2008年、ケネディーセンター主催のジャパンフェスティバル(ワシントン)・国際尺八フェスティバル(シドニー)に招待参加。後藤幸浩(薩摩琵琶)との共作、CD『ミチノネ』を発表。2009年、文山アートフェスティバル(台北)に参加し、ソロコンサートを行う。古典や自作曲を中心としたソロ活動の他、民謡の伊藤多喜雄率いる『TAKiO BAND』等数々のグループに参加している。海外公演も多く、欧米・アジア・オセアニア・アフリカなど計26カ国で行っている。2012年、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成によりニューヨークへ留学。国際的な活動が高く評価されている。

堀越 彰(Akira Horikoshi)●Drums&Percussion
13才からドラムを始め、海老沢一博氏、村上”ポンタ”秀一氏に師事。日舞家の父の影響から、日本の伝統音楽を深く敬愛する。1990年 オーディションにより山下洋輔ニュートリオでプロデビュー。伊藤多喜雄、夏木マリ、舘形比呂一、パパタラフマラ、チェンミン、藤井郷子等と共演数多くのグループに参加し、国内公演を始め海外公演にも多数参加する。ャズドラムを基軸にしながらも 邦楽や民俗音楽など 古今東西の要素と自由に組み合いジャンルを超越したプレイスタイルを展開。 多様なセッションを通じてきた現在、プレイアクションを必然性の上でのボディパフォーマンスととらえ、空間演出とアジア人としての音の表現探求にテーマを持ったプロジェクトに着手。薩摩琵琶や尺八、笛など日本の伝統的な楽器と組んだ「東方異聞」、ピアノ深町純 バイオリン渡辺剛と組んだ ”3人にして無限大のオーケストラ”「The WILL」、音楽と美術の境界を超越したパフォーミングアーツ「SOLO-ist」、尺八 小濱明人と組んだ「LOTUS POSITION」等を主宰。その他、フラメンコ公演、和太鼓公演などの構成 演出を手がけ、イベントへの楽曲提供を行う。

CD「LOTUS POSITION with山下洋輔」
2016年5月リリース
“日本発ジャズ!”
LOTUSPOSITIONwith山下洋輔ジャケット
19世紀末 アメリカ南部で誕生した黒人音楽JAZZ。その自由な表現方法はあらゆる民族性を取り込みながら世 界中を旅し、やがてヨーロッパや南米のJAZZ が生まれた。その風は日本にも辿り着き、多くのジャズミュージシャ ンを輩出した。2012年尺八奏者 小濱明人とドラマー堀越 彰がNew YorkでスタートさせたLOTUS POSITION は、 日本の古典音楽や様式美を強く意識したユニットである。2015年にはジャズピアニスト 山下洋輔と「チェコ&スロ バキア4都市ツアー」(国際交流基金主催)を行い、各地で絶賛された。その勢いのまま作られた本作は、山下洋 輔との共演曲3曲を含む渾身の全9曲を収録。これがLOTUS POSITIONの信じる日本発ジャズだ!

【CD評】
伊藤多喜雄 (民謡歌手)
胡座を組み、本能や欲や雑念をはらうとともに攻めては守り、また呼吸を合わせては 突き放す様は、心まで絡み合うような愛にも似ている。受け継ぐ伝統や習慣を持ちながら、 進歩的で一新する者は、無の境地に向かっては、行く先に迷い巡り歩いてゆく。 二人の旅は先の読めない音楽劇のようで面白く楽しい。 山下洋輔さんに立ち合って頂くことで、足元を灯で照らし、暖をとるように火をおこし、 水をすくって飲ませては大きな力を貸してくれたことと思います。 二人が作った、ものの見事な和と洋の架け橋を、調和した気持ちのいいブレンドにしてくださいました。 「LOTUS POSITION」修行はまだまだ続くのだね。

林 英哲 (和太鼓奏者)
「香気、出現!」
途中から、正坐して聞いた。そうしなければ失礼なような気がした。 何しろ、堀越君のドラム・フレーズの其処此処からは邦楽囃子への並々ならぬ探求心がうかがえ、小濱氏のフレーズからは、同じ邦 楽器とはいえ音楽的にも技術的にも尺八から最も縁遠いと思われる能管や江戸囃子篠笛の高度なフレーズまでも繰り出され、そこ に、あの山下洋輔さんが調性に則ったメロディをピアノで美しく歌い上げているのだ。 「これは日本人のジャズでありますから、このようなことは当然、起こりうるわけです」と山下さんならおっしゃるかもしれないが、45年間あれこれ格闘して来た太鼓打ちの視点から見れば、ジャズの中堅(?)世代からのこのような音楽表現の出現は感慨ひとしおのものがある。 大げさな言い方になるが、我が国の音楽家は明治以降、山田耕筰も宮城道雄も服部良一も中村八大も寺内タケシも武満徹も石井眞木も(敬称略)、そして山下洋輔さんも、渡来音楽とどう折り合いを付けるかをその時代、時代で闘って来たのだと思う。 その先達の背中をすぐそばで見、若い頃から海外の空気に直に触れて来た世代の堀越君や小濱氏が、実に真面目に「和」や「日 本」に向き合う姿勢は、単なる懐古趣味や日本趣味とは違う、グロウバリズム世代ならではの当然かつ切実な命題「多様な価値観 の世界において自分はどこから来た何者なのか?」を自身に問う存在証明の表出なのだろう。 その答えが、類まれなアンサンブルとしてここに花咲き、清冽な香りを放っている。誰でもやりそうで、誰もがこうはできなかっ た。このCDの良さは、LOTUS POSITIONならではのひたむきさ、その熱情が放つ香気である。

菊地成孔(音楽家/文筆家)
「笛と太鼓」という、神事や祀りでも最もミ二マルな編成である LOTUS POSITION。安易なエキゾチズム安売りや、外人客目当て の擬似JAPAN安売り、或は逆に盲目的なアヴァンギャルドに堕すのではなく、品位と格式はしっかり保ちつつ驚くほど聴き易く、 映画からCMから天気予報、ニュース番組にでも流せそうなポップさがある。ドラムス&パーカッションの堀越の師でもある山下洋 輔のピアノとの共演は特にポップ度が増し、テレビ番組等にも今すぐ使えそうだ。プロフィールや曲名、解説を読む限り、聴き手を 構えさせるが、芸術作品的な大仰さよりも、BGMとしての汎用性が強い(これは、所謂「アート」を作るよりも遥かに難しく、優 れた事である)盤になっているのは驚き。

デヴィット・ルヴォー (演出家)
I just got back to London and listened to your album LOTUS POSITION.  I think it’s marvellous and very exciting. Really fine musicianship. And modern. And ancient.  I hope we will work together again. You are a real artist.  たった今ロンドンに帰って来て、君のアルバムを聴きました。 とても素晴らしく、エキサイティングだった。 格調高い音楽性、現代的、それでいて古代の香り。 また一緒に仕事出来ることを願っています。君は真の芸術家だ。

小原宏貴(いけばな小原流家元)
花と向き合う前に聴いています
 
碓田信一 (ドラムメーカー カノウプス代表)
ドラムの音がとてつもなく良い音ですね!今迄聞いたカノウプスドラムの中で最もいい音がしています。 チューニングだけでなくエンジニアとのコンビネーションと編集すべてに堀越 彰が出ています。 音を聴いただけでスティーヴ・ガットのように堀越 彰の音だと分かる個性が出来た、これはすごい事です。世界広しと言えどドラムの音を聞いただけでドラマーの名前が分かる人なんて数えるほどしかいません。 言わばブランドが出来たんです。堀越君のスティックのホールドしている時間が短い事も大きな要因だと思います。 特に高域のタムの音は鼓の音を彷彿させる音色で適度のエコーが大きなホールや舞台での演奏がイメージされます。 日本特有の “間” による空間の広さを感じさせるアルバムだと思いました。

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